税理士のためのクラウド税務・会計・給与システム

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「いい税理士」をお招きしてお話を聞きました(檜田和毅 先生)

カテゴリー: 社長日記

こんにちは。

A-SaaS(エーサース)社長の田中です。

「いい税理士」さんを当社にお招きして当社の全員でお話をうかがうパネルディスカッションも今回で4回目を迎えました。

■過去の”「いい税理士」シリーズ” の記事はこちら
松尾 繁樹 先生】【荻島 宏之 先生】【大竹 朗 先生

今回お話をうかがったのは、税理士法人ヒダの檜田和毅先生です。
檜田先生は公認会計士でもあり、海外でMBAも取得されている華麗なるご経歴の持ち主。

今回は私たちA-SaaS(エーサース)が「いい税理士の条件」の一つだと考えている「数字で中小企業の経営を支える」を中心にお話をうかがいつつ、当社が開発を進めている製品のデモンストレーションもご覧いただきました。

中小企業の経営を数字で支える

「中小企業の経営を数字で支える」というこのアジェンダでは、檜田先生が顧問先の中小企業の社長と「会社の数字について」話をする際のポイントについてお聞きしました。

先生のお話をまとめると以下のようになります。

・中小企業の社長は売上、粗利、現金残高等に関してはある程度感覚的に把握しているが、経費(販売管理費)の内訳や全体的な金額感は把握していないことが多いので、事前に中身をチェックして訪問時に話をできるように準備している。こうすることで、無駄な経費や意識していなかった経費をあぶり出し、この先の経費削減につなげることができる。

・社長と話をする際に、残高試算表を用いて会社の現状を説明することもあるが、試算表にはたくさんの項目と数字が羅列されていて、数字や会計に強くない社長にはわかりにくい。したがって自分で独自の資料を作成して説明することが多い。

・独自の資料を作成するのは手間がかかるので、これがシステムで簡単に作成できるようになるとよい(当社への要望として)

・数字で現在の状況(前月比、前年同月比等)を説明し、社長に理解してもらったうえで、数字で見えてくる現在の会社の課題について、社長といっしょに議論をする。例えば、前期は黒字だったのに今期は赤字になった。前期と比べると支払手数料が増えているようだが、この中身はどうなっているか?削減は可能なのか?といった感じ。

・中小企業にとって資金繰りは死活問題。会計上の損益だけではなく、現金の出入りについても説明するようにしている。その際に来月の預金残の予測についても話をする。

・社長は売上や利益は把握しているが、税金や保険料の支払いが頭から抜けることが多いので、早めにこれらの支出についても話をして、余裕をもって資金繰りの対処ができるように心掛けている。

 

「Cash is King(CiK)」とは

と、ここまでお話をうかがったところで、「実は、、、」と当社の執行役員である山﨑が切り出しました。

実は私たちA-SaaS(エーサース)でも、この「中小企業の経営を数字で支える」ということが「いい税理士」の必須条件であると考えており、この税理士さんの仕事を支えるためのツールとして「Cash is King(CiK)」という製品の開発を進めています。

檜田先生がいらっしゃる今日はいい機会だということで、山﨑から開発中のCiKのデモを先生にご覧いただくことになりました。

ここでは詳細は省略しますが、「Cash is King(CiK)」は以下の基本コンセプトに基づいて開発が進められています。

・キャッシュベースで話ができる
社長は損益だけではなく、現金の動きが一番気になる。税理士(会計事務所)と中小企業の社長が、自社の経営状況について、損益だけではなく現金の出入り(キャッシュベース)で話ができる。

・社長が理解しやすい
忙しい社長に多くのことを話してもなかなか聞いてもらえない。数字や会計に強くない社長でも、CiKを使えば自社の状況を数字で簡単に理解できる。

・簡単に資料作成ができる
これまで税理士さんや会計事務所さんが多くの時間をかけて作成していた、顧問先向けの説明資料が数分で作成できる。

・予算や事業計画も簡単に作成できる
会社の過去の実績を基に、今後の予算や事業計画を、税理士と社長が話し合いながら簡単に作成できる。もちろん予算もキャッシュベースで。

・資金繰り予測ができる
過去の実績を基に、半年~1年程度の資金繰り予測ができる。社長と税理士が話し合いながら数字を入力していけば、精緻な資金繰り予測ができる。

 

檜田先生のお話をうかがう中で、現在先生がやってらっしゃることの大部分を「Cash is King(CiK)」で代替できそうだと、私たちも手ごたえを感じました。

また、間違いなく先生の資料作成にかかる手間や時間も削減できそうです。

デモをご覧いただいて檜田先生にもたくさんのご意見をいただきましたので、それも踏まえて「Cash is King(CiK)」の開発を加速したいと思います。

私たちが目指していることは、「いかにいい税理士の仕事を支えるか」ということ。そして、私たちA-SaaS(エーサース)の製品を税理士さん、会計事務所さんにご利用いただくことで、世の中のより多くの中小企業に対して、「いい税理士」のサービスが広がっていくことです。

中小企業の社長が税理士に相談することって?

このアジェンダでは、普段檜田先生が顧問先の中小企業からどのような悩みを相談されているのかうかがいました。

・最大公約数的なことを言うと、業績が芳しくない会社からは資金繰りの相談が多く、業績がよく、うまくいっている会社からは節税の相談が多いと言える

・基本的に、社長自身の領域を超えるときに相談がある。社長が自身ではわからない、判断できない、どうにもできない、というとき。そのときに税理士である自分に相談がくるかどうかが重要。この人(税理士である自分)に相談したい、相談したら何か糸口がつかめるかもしれない、と思ってもらえるかどうか。そのためには自分(税理士)が日々勉強し研鑽を積み、社長の相談や問いかけに対する引き出しをなるべく多く持てるように努力している。

・「こういう会社に出資を検討しているがどう思うか?」と相談されて、その会社の事業計画を渡されたこともある。

・会社のナンバー2、つまり社長の右腕だった人に会社を辞めてもらう、というケースでも会社によって実情が全然違ったりする。一方のケースはこの人自身の不正が見つかった。もう一方ではこの人のモチベーションが落ちている。同じ「ナンバー2に辞めてもらう」でも中身は全く違うので、考えることも違う。つまり、会社によって相談も悩みも全然違うということ。

・同業他社との比較みたいなことはよく聞かれる。社長は自分の会社のことも気になるが、他社のことも気になる。業界ごとに、売上の成長率、給与水準、経費をどのぐらい使っているか、等。

 

これから生き残る税理士とは?

最後のアジェンダでは、先生に「これから税理士はどうあるべきか」「AIや自動化など厳しい話もある中で、どんな税理士が存在価値を発揮して生き残っていくと思うか」といったお話をうかがいました。

・税理士はサービス業。それゆえに、ツールが変わったとしても「お客様のために」という本質は変わらないと考えている。自分は「先生」と呼ばれたくない。「クライアント」ではなく「お客様」。士業だからといってふんぞり返るのではなく、自分たちが誰のおかげでメシが食えてるのかを意識するようにしている。

・作業だけでなく、付加価値を提供していかなくてはならない。顧客である中小企業の利益を優先的に考えられるかどうか。自分はお客様に対して「できません」とは言わないようにしている。

・お客様ときちんとコミュニケーションを取る。信頼してもらう。

・社長の仕事は、会社という船をどこに向かわせるか、向かうためにヒトと食料(カネ)をどこまで用意するか。いい税理士の存在価値は、社長と一緒に、今の波の状況はどうか、天気はどうか、を判断し、次にすべきことを考えること。船を目的地に到着させるためのお手伝いをするのが税理士の役目。

 

「新人の君には戦力として期待していない。ただ、お客様の懐に飛び込んで気に入られて欲しい。そこは期待している」

監査法人で初めてアサインされたプロジェクトで、檜田先生が当時の上司に最初にかけられた言葉だそうです。「戦力として全く考えられていない」という悔しさから始まったという檜田先生の会計士人生。先輩もお客様も周りには会計のプロばかり。そんな環境のなか、喰らいついていくために必死で努力されたそうです。

監査法人時代に培われた「顧客ファースト」が、いまでもお客様と接する際の根底にあるとおっしゃっていました。税理士はサービス業だと言い切り、お客様の懐に飛び込む。頼まれたことは絶対に「ノー」とは言わず、お客様のためにできることを突き詰める。そうした姿勢で顧問先に向き合っているからこそ、信頼されている今のお姿があるのだと感じました。

 

 

檜田先生、お忙しいなか、貴重なお時間をいただき本当にありがとうございました。

今回は、開発中のCiKについてご意見をいただきたいということもあり、先生が「中小企業に伴走するために何をしているのか」を中心にお話を伺いました。檜田先生がどのような気持ちで顧問先に向き合い、寄り添っているのか、当社の社員にも伝わったと思います。

次回はぜひ、事務所経営や職員さんの教育について、先生が考えていることや大事にしていること、目指しているゴールについて、熱い想いをお伺いできることを楽しみにしています。

 

 

田中

檜田和毅先生の詳細情報はこちら

事務所名 税理士法人ヒダ
檜田公認会計士事務所
代表者名 檜田 和毅
事務所概要 税理士法人ヒダ/檜田公認会計士事務所は、単なる会計記帳や税務相談のみでなく、日常的な経営上の問題について親身に対応致します。
起業支援や海外進出支援・国際税務、それらに関わる助成金の取得のコンサルティング、また相続税についてもコンサルティングを致します。
所在地 東京都新宿区
事務所規模 18人
WEBサイト  https://hida-cpa.com/jpn/

 

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