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なぜダメなの?マイナンバー「1129(いい肉!)」の割引サービス

カテゴリー: マイナンバー, 小ネタ
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マイナンバー「1129(いい肉!)」の割引サービス!!

国民一人ひとりに配布される12桁の個人番号(通称: マイナンバー)。
政府の当初予定から若干ゆるやかなペースで、マイナンバー通知カードの配布が行われています。

そんな同制度を利用し、ある焼き肉店が行ったキャンペーンに、政府から自粛要請が届きました。なぜでしょう…?

 

yakiniku

 

■何が起こったの?

萬野屋という焼肉チェーンにて、マイナンバーを使ったキャンペーンが行われました。内容は、マイナンバーの一部が指定した数字だった場合、無料でお肉やコースをプレゼントするというもの。
まず、12桁のマイナンバーは「1234-5678-9012」といった、数字4桁が3つ並んだ形で通知されます。今回のキャンペーンでは、このいずれか1つが「1129(いい肉!)」であれば、以下のようなコースを無料プレゼント!なんてことが行われていたんです。

 

yakiniku1129

<1129-1129-1129 など、マイナンバーに「1129」が入っていたら、こちらが食べられたそうです…!! いいなぁ~>
(※画像は萬野屋さんのキャンペーン情報(外部サイト)から)

 

同社によると、事前に内閣官房の問い合わせ窓口に相談した上で、問題無いものと判断し、プレスリリースとして正式に発表したイベントだったとのこと。

それが、10月29日にプレスリリースを発表して約1週間後の11月9日、政府から自粛要請が入りました。社内で検討した結果、キャンペーンを取り消したそうです。
楽しみにしていたお客様もいたそうで、非常に残念に思われた方も多いことでしょう…。

 

■何が問題なの?

もともとは、マイナンバーを開示してもらうのは一部分だけですし、提示してもらうだけだから大丈夫と判断していたようです。
しかし、「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律(通称: 番号法)」第15条では「提供の求めの制限」が定められており、法令により認められた「税・社会保障・災害対策」といった用途以外でマイナンバーの提供を求めることを禁止しています。
この点、”マイナンバーの一部”がこれらの規制に抵触するか?という点については法令上明文をもって示されていませんが、断片的なマイナンバーを組み合わせることでマイナンバー全体が露見する危険性もあり、そのような懸念から今回の自粛要請に至ったと報じられています。

マイナンバーの一部開示は政府も予想していなかったそう。今後、生活にマイナンバー制度が浸透していくためにも、今回のような制度のグレーゾーンについて様々な可能性が検討されたり、政府の広報活動がさらに強化されたりしていきそうです。

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