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ボジョレー・ヌーボーと税金。

カテゴリー: 小ネタ
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ボジョレーヌーボーが解禁されました!

 

ボジョレーヌーボー解禁

 

昨日は、ボジョレーヌーボーの解禁日したね。

よくご存知の方も多いと思いますが、ボジョレーヌーボーとは、フランス、ブルゴーニュ地方南端に位置するボジョレーというエリアで、今年一番最初にとれたワインのこと。
毎年夏の終わりに収穫したぶどうを、その年のうちに仕上げたお酒です。解禁日は毎年11月の第3木曜日。日付変更線の関係で、日本が一番最初に解禁される場所なのだそうですよ♪
ちなみに今回この記事を書いていて初めて知ったのですが、そのほとんどが「ガメイ種」のブドウから作られている赤ワイン(もしくはロゼ)で、ボジョレーヌーボーとして白ワインはないのだそうです。

なぜ当社のブログでボジョレー話題なのかというと…さまざまな税金がかかるから。

 

輸入ワインには、いくらの税金がかかるのか?

ボジョレーをはじめとする輸入ワインには、どれくらいの関税・酒税がかかっているかご存知ですか?
日本税関ウェブサイトによれば、基本的に関税=税率15%、酒税=80円/Lと定められています。

<関税>

・15%又は125円/Lのうちいずれか低い税率。その税率が67円/Lを下回る場合は67円/L。
※ただし、課税価格の合計額が20万円以下の場合: 70円/L

<酒税>

・一律: 80,000円/KL

(出典: 日本税関「カスタムスアンサー(税関手続FAQ)」)

また、私たちが日常生活で店頭購入する際、さらに消費税&地方消費税=税率8%を支払う必要があります。

結果、例えば、輸入ワイン 1リットル(1,000円)を輸入する場合、輸入価格に対して約30%の税金がかかる計算になります。(下図参照)

輸入ワインにかかる主なコスト

TPP発効後はどうなるの…?

TPP=環太平洋パートナーシップ(Trans-Pacific Partnership)協定は、太平洋を囲む12の国で貿易や投資の自由化やルール作りを進めるための枠組みです。交渉参加国の人口を合わせると約7億7千万人で世界全体の11%、GDPは約36%を占め、協定が発効すれば、世界最大規模の自由貿易圏が実現する見通しです。

(出典: NHK NEWS WEB 「今さら聞けないTPP」)

このように輸入品に関税をかけることで公的費用(港湾整備・通関業務など)の財源確保や国内産業の保護が図られる一方、自由な経済取引を阻害することのデメリットも指摘されています。

このような流れのなかでTPP議論が高まり、輸入ワインについてはTPP協定が発効されてから8年目以降は関税が撤廃されることになっています。先の例ですと、関税 125円が撤廃され、酒税 80円&消費税 8%のみを要することになります。

消費者の立場からは、ちょっとお買い得になりますね!

 

税理士業務&中小企業への影響

TPPは「高い水準の自由化」を基本的な考え方として共有しており、そのなかには税理士・会計士といった士業制度の各国相互承認なども協議にあがっています。
そのため、税理士事務所として今後の制度変革に注視が必要です。
また、税金額として納める額が少なくなりますので、外国のワインを購入するハードルが下がります。今少しづつ注目を集めつつある、アフリカやアメリカのワインなどが一気に市場に溢れる可能性も。
それに伴い、飲食店・小売業者といった中小事業者を顧問先に抱える税理士業務においても、TPP制度を踏まえた在庫管理のアドバイスなどに需要が出てくることが予想されます。

こうした在庫管理の戦略を立てるうえでも、タイムリーに在庫数などを把握できることは重要。常に最新の経営数値を顧問先様と確認するためにも、自計化のニーズが高まっていそうです。

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